霰粒腫|横浜市戸塚区の眼科「井上眼科」

井上眼科

霰粒腫

霰粒腫について

目の表面は常に涙でカバーされています。
この涙がすぐに蒸発しないように、涙の表面は微量の油分でおおわれています。
まぶたでこの油分を分泌器官をマイボーム腺といいます。このマイボーム腺の出口がふさがってしまうと、まぶたがゴロゴロする原因となる肉芽腫ができます。これを霰粒腫と呼んでいます。
霰粒腫には痛みや充血はありませんが、細菌に感染して化膿すると痛みや充血を伴うようになります。
炎症を伴った場合は麦粒腫(ものもらい)と似た症状となるので、区別がつきにくくなることもあります。
また、霰粒腫は、麦粒腫とは異なり、そのままの状態で放っておくと同じ状態のまま何ヶ月も続くこともあります。
ご高齢の方の場合、まぶたのゴロゴロが稀にがんである可能性もあるため、そのような症状があれば早めに眼科を受診されることをお奨め致します。

治療方法

霰粒腫は特に治療しなくても1ヶ月ほどで自然に回復することがあります。
但し、細菌に感染して炎症を起こした場合は麦粒腫同様、抗菌の点眼薬や軟膏が処方します。
しこりが大きくなり、角膜を圧迫するような場合には手術での摘出も検討します。